今日のテーマはGemforex、倒産危機？事業売却は上手くいくの？
についてを元NYトレードスクールで講師をしていた私なりの考察をいれて
大きく分けて三つ、解説していきたいと思います！
これからFXをやろうとしている人にとってもかなり大事ですし、
今FXをやってる人にとっても業界の裏知識が身に付くわけなので
資金保全を徹底的に学びたい人には必見です。
今回のGEMFOREX騒動で４０００万円が出金されないという報告もTwitterでお見かけしましたがかなり残念です。せっかく稼いでもそれが自分の口座に着金されなかったら全く持って無意味な時間になるわけですし、大切な資金が理不尽になくなるわけですからね。
今回のニュースは業界でもかなり騒がれてるわけなので
皆さんが気になっている部分、
・GEMの今後は実際どうなっていくの？
・内部では実際どういう問題が発生しているの？
というところを
証券会社のアドバイザーも経験してきた私がじっくり解説していきたいと思います
GEMFOREXの今後はどうなるのか？
私の見解からお話しします。
公式HPではこのように色々理由が取り上げられています。
まずサービスが停止に至った背景ですが、
- 口座名義貸しや講座転売によるアービトラージによる損失
- 決済代行会社みわゆる収納代行会社が５０億円を持ち逃げ
- さらに別の決済代行会社の１０億円みばらい
と、説明がされています。これは真実か定かではありませんが、正直、本当なのかどうか疑ってしまう気持ちがあります、、、。
あくまで自社は悪くないですよっていう言い逃れでもありますし、そこまで資金を持ち逃げするのならその会社をもっと公開すればいいんじゃないのかな？って思います。
A社とかB社とかってかばう必要もない気もします。
だって合計で６０億も取られてるなら普通全面的に戦うのが普通かなとｗ
こういう不透明な感じを残して何か言い逃れしているのではないか？というのが私の見方です。
これは完全な私の読みにはなりますが、ＧＥＭＦＯＲＥＸが資金難になったのはただの内部の資産運用ミス、ディーリングミスが招いた結果ではないかなと思っています。
結構これ、あるあるなんですよ。
M&Aによる事業承継は現実的なのか？
交渉提示金額が1０億USD、日本円なら、今のドル円レートで1400億円規模になります。
こんなどでかいM&Aが行われるほどの企業ではないと思います。ｗ
基本Ｍ＆Ａの世界ってだいたい一年の平均営業利益の3~5倍の価格で提示するので
これが本当であれば、ＧＥＭＦＯＲＥＸの営業利益はおおよそ年間で300億円～500億円程度はある計算になります。
ＧＥＭＦＯＲＥＸは私が認知したときで２０１５年でしたので
およそそこから8年くらい運営してきている計算ですから、
最低でも内部留保で数百億は絶対に持ってないとおかしいですよね。
それだけお金がある計算なのになぜ数十億規模の持ち逃げで破綻にまで追い込まれるのか？
っていうことが分かります。
おそらくウソなんでしょう。
１０００億規模のM&Aを掲載して、ユーザーを安心させているだけにすぎないのではないんでしょうか？
出金遅延は解消されるのか？
これが大事な点ですが、公式HPの情報によれば、事業承継が8/1に完了予定と書いています。
１０００億円規模がたった数か月で引継がれるんでしょうか？
あと、GEMFOREXは少し前に、
- 一口１０００万円で出資をしてくれる投資家を募集していたことや
- 月額固定で少額ずつ返済をしていくという謎の発表をしていたこと
などがありました。
とてもじゃないですが返金される見込みは非常に少ないと思います
事業を続けたいという意思は非常に感じるので素晴らしいのですが
現実問題的に資金難である会社がこれ以上継続するのはかなり無理があるように思えます。
むしろここから立ち直れようものなら、拍手喝さいのスタンディングオベーションですｗ
私もファンになるかもしれませんｗ
ですが現状のＧＥＭＦＯＲＥＸの公式発表を見る限りは
沈静化を計るためにあの手この手で言い訳を列挙しているように感じますね。。。。
最後に、私から一つアドバイスを言いたいと思います。
証券会社の選び方についてです。
GEMFOREXは、ボーナス100%や200%と謳ってボーナスでユーザーを釣る会社として有名でした。
もちろんこれが全て悪いことではありませんが、
証券会社の運営方法としてボーナスを連発するのは良いことではありません。
基本、国内も海外も証券会社の運営はほとんどがBブックと言われ、
業者はユーザーが資金を溶かしてくれないと儲けが出ない仕組みです
ですからユーザーに勝たれると利益相反になりますよね。
GEMFOREXはまさにこの仕組みとなります。
ちなみに証券業者の中には沢山入金を促して負けるように
操作するという悪徳なやり方をとることも多いです
どこの証券会社を利用するのか？
これは皆さんが選ぶ上で最も最初に重要な選択になります。
旅行で例えるなら
戦争の多い中東地域に旅行に行くのか？
戦争の一切起きない永世中立国のスイスに行くのか？
これくらい重要な事だってことを理解しておいてください。
ここまで説明すると
Bブックタイプの口座じゃなくてAブックを選びたい！って思うかもしれませんが
よほどのパイプがある人物や企業様からの紹介でない限りはAブックという
市場にダイレクトに取引注文を流す口座は開設することはできません。
私ですら、紹介できるのは、ほんの一握りの1社か2社程度になります。
イギリスライセンス、オーストラリアのライセンス、これくらいしか私も現状把握していません。
ちなみに日本の証券会社はどうなの？と思うかもしれませんが
全て基本Bブックと思ってください。
つまり、顧客の損失が企業の儲けになるのも日本の仕組みです。
ちょっと残酷ですよね。。。。
Aブック口座は海外の証券会社でもごく一部しかない
ってことだけはちらっと頭の中に入れておいて損はないと思います。
ただ、Bブックが全て悪いか？というとそうではないです
Bブックでも健全に運営を行う証券会社は多く存在します。
ここで私が見る大きなポイントが先ほどもちらっと話しましたが
ボーナスを連発していない会社が安全である確率が非常に高いです
GEMFOREXはとにかくボーナスが多かったです。
１００％や３００％なんていうボーナスも存在してました。
３００％ボーナスなんて、１００万円いれたら４００万円で取引できるってことですからね
よく考えてみれば、それって誰が３００万円つけてくれたの？っていうと業者になります。
ただデジタルデータをいじるだけですみますからね
そうやって入金を急がせたりしている会社はやはり長期的にはコントロールを失いやすいということです。
基本生き残っているBブック業者は、ボーナスをあまりつけたがりません
それは会社にとって不利益になる確率が高いからという理由です。
結構考えてみてもらったら分かりますが当たり前っちゃあたりまえですよね
まとめ
さて、皆さん、どうでしたか？
結構知らない情報も多かったんではないかなと思います
私も事実、海外にいたときにたくさんの大なり小なり証券会社や銀行の破綻を目にしてきました。
自分としてはそこまで新鮮味のある情報ではないんですが
もしかしたら最近ＦＸをやられたことのある人にとって見ては
結構ショッキングなニュースだったんじゃないかなと思いました
もし資金が抜けない！出金できない！という方がいらっしゃれば私のところにも
是非ご相談して頂けるともっと詳しい情報などをお伝え出来るんじゃないかなって思っています。
ＦＸをやっていると稼ぐことだけを考えてしまいがちですが
プロの投資家は守ることを最優先事項で考えているので
そういう発想もぜひこの機会に持っておいてほしいなって思います！
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今回の記事も最後までお読みいただきありがとうございました。
【自己紹介】
Forbesで取材を受けたNYトレードスクール元講師、現シングルマザー専業トレーダー
生徒実績1000名突破のFXサロン『LDF』でスマート資産形成術を教えています！
AI×投資のうさちゃんEA開発者
🍀シングルマザー
🍀3才の息子
🍀子育とFX両立
🍀22年度年1億達成！
🍀NYトレードスクール講師出身
🍀実は元レーサー🏍
🍀愛犬はマルチーズ🐶
🍀週末は息子とキャッチボール⚾
🍀ツーリング、お鮨、ワイン好き
🍀得意料理はサバの味噌煮
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